在校生・修了生の声

先輩のLS生活

司法試験に見事一発合格した先輩は、こんなロースクール生活を送っていました

高橋 杏里(既修)

【入学前】基礎から、もう一度。大学での勉強を復習しました。 既修として合格できましたが、知識不足を実感していました。それを補うため、入学するまで基本書や大学の授業のレジュメを読みかえして勉強していました。

~ 高橋さんの2年間 ~

各項目をクリックすると詳細をご覧になれます。

01:2年生春学期『授業で交わす議論に刺激を受けて。』

既修者として入学したため、授業は講義形式ではなく、いきなり演習形式で始まりました。事前に与えられた課題を解いた上で授業に臨むスタイルです。大学のような大教室で講義を行う授業とは異なり、対話形式で進む少人数制授業に最初は戸惑うこともありましたが、先生や他の学生と議論を交わすことができるので、緊張感を持ちつつも楽しく授業を受けることができました。また、授業の予習と復習の割合ですが、私の場合はちょうど1:1。授業内容が自分の知識として定着するように、復習は授業当日中に行うように心がけていました。

キャレルを活用 家で勉強すると集中力が続かないタイプなので、キャレルを利用していましたね。毎日、朝から夜の11時まで、個人スペースで落ち着いて自習できたので、勉強がはかどりました。学生一人ひとりにキャレルが貸与されるのも、関学ロースクールの魅力の一つです。

02:2年生夏休み『苦手分野の克服に力を注ぎ、秋学期へ。』

春学期の授業を受けてみて、自分の知識不足を実感。夏休み中は時間をたっぷり取ることができるので、これまで勉強してきたことを復習しました。基本書を改めて読み直したり、演習問題を解いたりするなど、苦手分野に力を注ぎ、秋学期に向けて備えました。さらに、司法試験の過去問を初めて検討してみましたが、論文は何をどのように書けばいいのかわからず、焦ったのを覚えています。過去問答案集を見て「これからあと2年弱でこんなの書けるようになるのだろうか?」と不安に。また、短答式の問題も時間内には解けたものの、勘に頼ることが多々あり、まだまだ課題があることを痛感しました。

気分転換も大切 一泊二日の旅行に行くなどして気分転換をし、リフレッシュを図ることも。勉強において、適度な気分転換はとても大切だと思います。

03:2年生秋学期『勉強は、人に伝えることを意識しながら。』

夏休みに司法試験の問題を解いてみて、「理解すること」と「自分が考えたことを他人にわかるように書くこと」は違うという点に気づいたんです。そこで、授業の予習をする際にも、「試験に出たら自分はどのように書くか」ということを意識しながら勉強するようになりました。また2年生の秋学期には、現場を体験できるエクスターンシップに参加し、10日間、弁護士事務所に通わせていただきました。普段見ることができない法律相談など、実務を間近で勉強することができ、とてもいい経験に。司法試験に向けた勉強も進め、関学ロースクールで行われる合格者報告会に参加し、合格者の先輩方から受験体験談や勉強方法などについて教えていただきました。

自主ゼミ 友人と集まり、テーマに沿った問題を解いた上で各自の答案について議論するという自主ゼミをスタート。自分一人で問題を解いていると「解いて終わり」になってしまいがちですが、みんなで議論することで新たな視点が生まれ、理解が深まりました。

04:3年生春学期『予習に時間をかけ、知識の定着が進みました。』

3年生の春学期からは、選択科目の環境法を履修しました。当然ですが、3年生は2年生の演習よりもさらに発展した総合演習を履修することになるので、予習・復習に時間がかかります。しかし、自分で考えて予習して授業を受けることで、回を重ねていくうちに知識が定着していくことを実感。授業では、受け身にならずに、積極的に質問したり発言したりするように心がけました。もちろん、自主ゼミも継続。ゼミのメンバーとともに司法試験の過去問を、時間を計って解き、土曜ゼミの先生に添削・講評をしていただきました。数人で集まって時間内に解くという方式は緊張感があり、さらに他人の答案を見ることで参考にもなり、いい刺激になりましたね。

ロースクールの授業に集中 「司法試験の論文対策のために予備校に通おうか?」と悩んでいました。しかし、授業の予習・復習に併せて予備校の勉強もあると、自分の性格上、両方とも中途半端になってしまうと考え、ロースクールの授業に集中して、試験でいい成績をとることを目指しました。

05:3年生夏休み『ゼミのメンバーと答案をブラッシュアップ。』

問題を解いて、理解が足りないところを基本書で読み直すという勉強法を実践。このアウトプットをしながらインプットする勉強法は、ただ基本書を読み続けるよりも、いったん自分で考えた分、頭に残りやすく、効率的だったと思います。土曜ゼミでは、司法試験の論文の過去問を検討。先生に添削していただいた答案はそのままにするのではなく、他のゼミメンバーのよい点数の答案や先生の講評を参考に、完璧な答案として作り直しました。この方法により、答案の質を高められたと思います。この時期は、司法試験受験まで一年を切って焦りが出てくる時期ですが、昼食や夕食のときは、ラウンジで友人とたわいもない話をしながら気分転換していました。

06:3年生秋学期『合格した先輩に相談して、不安を解消。』

3年生の秋学期も、授業を10コマとっていました。ロースクールの授業は司法試験に直結しているので、司法試験対策の自習時間を確保するために授業数を減らすことはしませんでした。この頃は、ちょうど司法試験が半年後に迫り、不安を感じていたとき。「自分の今の勉強方法は正しいのだろうか?」「このままの勉強方法ではたして合格できるのだろうか?」という気持ちが、自分の中に沸々とわいてきました。そこで、2年生の秋学期にも参加した、関学の司法試験の合格者報告会に行き、合格者の先輩方にお話を伺うことに。相談させていただいたおかげで、不安を解消することができました。

自作のまとめノート 各教科のまとめノートを手書きやパソコンで作り始めました。この作業のおかげで、自分の頭の中の知識を整理することができました。まとめノートは司法試験の会場にまで持って行き、直前まで見直しに使っていました。

07:ロースクール修了後司法試験まで『最後まで机にかじりつきました。』

3月からは司法試験当日に向けて、朝6時に起床して7時半に登校、夜10時に帰宅するという生活スタイルへと調整していきました。合格者の先輩から「修了後も、毎日学校に行ったほうがいい」というお話を伺っていたので、ロースクールのキャレルで勉強するというスタイルを受験日まで貫きました。取り組んでいた内容は、苦手意識を持っていた短答式の過去問をひたすら集中的に。問題を解く感覚は、少し間があくとすぐに失ってしまいますが、ずっと解きつづけていると点数もキープできます。これは論文についても同じことが言えると思います。受験前は、苦手分野を重点的に取り組めるので、学力がもっとも伸びる時期と考え、最後まで机にかじりついて勉強していました。

久岡 秀行(未修)

【入学前】勉強するための土台づくりからスタート。 未修だった私が感じていたのは、これからの学習に対する不安。入学までに可能な限り学習を進め、各法律の基礎の習得に励みつつ、勉強をする生活習慣をこの頃から意識していました。

~ 久岡さんの3年間 ~

各項目をクリックすると詳細をご覧になれます。

01:1年生春学期から秋学期『まずは、基礎固めに専念。』

基本書の読み込みに始まり、基本書の読み込みに終わった一年間でした。入学当初は、与えられた課題をこなすだけで手一杯で、授業内容についていくのが大変な毎日。授業で十分に理解できなかった点を先生に積極的に質問して補ったり、土日の空いた時間に基本書を読んだりしていました。春学期はとにかくめまぐるしく過ぎて行き、夏休みに。時間がたくさんあるので、基本書をじっくり丁寧に読み込みました。今までわからなかったことが理解できたり、見落とした点に気づいたり、新たな発見がありました。秋学期も、やはり基本書を主に活用して勉強。3年間で司法試験合格の力を醸成すればいいと考えていたので、1年生の時は基礎固めに専念しました。

自学自習 勉強は自宅では一切せず、学校で朝から夜まで集中してするというスタンスでした。このように明確に区別をすることで生活にメリハリが出たと思います。また、成績優秀な上級生が1年生を指導する教学補佐という制度があるので参加し、勉強方法や試験対策など様々なことを教えていただきました。同じ学生の目線でのアドバイスは役立ち、上級生の姿は自分の2年後の目標となりましたね。

02:2年生春学期『とにかく数多くの事例問題を解きました。』

2年生からは、演習科目、実務系科目がスタート。例えば、民事ローヤリングⅠという授業では、仮想事例が与えられ、ロールプレイ方式で事案処理の方法を学びます。1年生で得た法律知識が、実社会で運用される様子を疑似体験することで、各法律についての理解も向上しました。さらに、法律をただ知っているだけでは不十分で、実際に使えるようになる必要があるということに気付きました。また、演習科目全体でいえば、数多くの事例問題を解くことになります。もちろん、内容は1年生より高度化したので、この時期は授業の課題を検討するだけでかなりの時間がかかってしまいました。しかし、課題をたくさん解いたことで、事例問題に対して徐々に慣れることができた時期でもありました。

03:2年生夏休み『過去問にチャレンジするも、課題が山積み。』

学んだことを無駄にしないように、春学期の学習範囲を復習しました。演習科目は、問題を解きっ放しにするのではなく、基本知識を確認してこそ成果が上がります。また、今後の演習科目を有効なものにするため、秋学期の範囲について基本書を読み直しました。司法試験の論文の過去問に関しては、この時期に初めてチャレンジ。事案を読むだけで相当な時間がかかり、設問の意味もわからない状態。さらに、法務省のホームページに公表されている出題の趣旨および採点実感などに書かれている内容さえ理解できませんでした。そこで、基礎力を向上させるべく、やはりここでも基本書を読み込み、さらに出題傾向の確認や問題に慣れるための訓練をしました。

条文・判例を読む会 早朝に、皆で集まって判例を検討。かなりの数の判例を読むとともに、一つひとつを丁寧に、そして工夫して読むようになりましたね。具体的には、まず判例の事案における訴訟物を考えるなど、訴訟をイメージして丁寧に分析してから判旨を読むようになりました。

04:2年生秋学期『合格者からの言葉を参考に、勉強スタイルの確立へ。』

この時期から開講された民事裁判実務Ⅰや刑事裁判実務Ⅰなどの実務科目は、司法試験合格のために重要な科目でした。というのもこれらの講義で得た知識を、民法や民事訴訟法などの法律基礎科目に応用することで、理解度が上がったからです。実務科目と法律基本科目を上手に融合して勉強をしたことが、司法試験合格のポイントの一つと感じています。また、学習サポートプログラムの土曜ゼミを利用。合格者の修了生から勉強を教えていただきました。さらに、1年次も参加した合格者報告会にこの年も行き、合格者のお話を聞いて、自分の勉強方法を検証しました。「訴訟をイメージして勉強すると効果的」というアドバイスを参考に、自分の勉強スタイルを確立していきました。

土曜ゼミの学習と教学補佐 土曜ゼミで、司法試験過去問を検討。問題の特徴や解くための勉強法など、本質的な研究をしました。また、教学補佐として下級生を指導。わかりやすい言葉での説明が求められるので、伝えることの大切さを意識でき、自分の勉強に好影響を与えてくれました。

05:3年生春学期『試験本番を意識した学習方法に。』

司法試験を強く意識し、授業に臨みました。具体的には、予習の際に論文の答案構成を作成し、授業を受けて自分が事前に作成した答案構成について分析、検討していました。これと並行し、司法試験対策も進め、1日のうち約2時間は、短答式の過去問に取り組んでいました。市販されている体系別の過去問題集を使い、問題の傾向をつかむために憲法から順番に学習を実施。春学期終了までにはこの問題集を一通り学ぶことができました。土曜ゼミでは、論文式の過去問を検討。答案を2時間で実際に作成し、先生に添削していただきました。さらに、ゼミ生同士で答案を交換し、お互いに比較することで、自分の答案の良い点や悪い点を分析しあっていました。

06:3年生夏休み『基本知識をより一層、確実なものに。』

この時期も、重点を置いていたのは基本書の読み込み。基本知識をより一層、確実にすることを心がけていました。「合格のためには基本知識を確実にすることがとても重要」と、どの先生もおっしゃっていましたし、私も実際に受験してみてそう感じています。その上で、司法試験の過去問を検討し、学習サポートプログラムの基礎力確認講座を受講。司法試験の過去問を実際の試験時間で解き、その後に合格者の先輩からアドバイスをいただきました。同じく、学習サポートプログラムで文章力アップ講座も受講。これは、司法試験の過去問を本番と同じ試験時間で解いてから、合格者の先輩に添削をしていただける講座です。先輩からの添削は懇切丁寧でとても参考になりましたね。

07:3年生秋学期『勉強は最後まで、ロースクールの授業中心。』

受験が迫っても変わらず、できる限り多くの授業を履修し、授業最優先の勉強を継続。予習を重視し、授業で復習をするというイメージでしたね。試験対策という点では、1日のうち2時間は短答式、1週間のうち1日は論文式の過去問を検討する時間を必ず確保し、過去問を解くことに加えて、それに関連する条文、基本書などを確認していました。短答式に関してはある程度の暗記も必要です。図表を自ら作成したり、教科書などから抜き出したりして活用し、暗記方法を工夫して覚えました。また、採点実感についての読み込みも行いましたね。採点者が求めることが明確に記述されているので、新たに気付く点もたくさんあり、答案に対する意識が変わりました。

08:ロースクール修了後司法試験まで『試験開始の寸前まで勉強しました。』

普段と同様に学校で勉強を続けていましたが、生活のリズムは受験に合わせて朝型に。午前は論文を書いて検証し、午後は条文と基本書を読み直し、基本の理解をさらに確実にするとともに、覚えるべき定義などは暗記カードを作って覚えていました。そして、いよいよ試験本番。当日は、「知っている問題や論点は出題されない」との心づもりで臨みました。どうせ考えたことのない問題が出されると割り切ったほうが焦らず済みますし、また考えることを怠らない意識も保てます。受験会場には、自分で作成したノートを持ち込み、試験開始の寸前まで見直し。そのおかげで解答できた問題もいつくかありました。